読書備忘録ーロマンチックな回覧板をまわす

これまでに読んだ本の感想をこっそりと書いていく予定 ロマンス小説多めでかなり偏りと多少のネタバレがあります

「雨上がりの恋人」エリザベス・ホイト

エリザベス・ホイトのプリンス三部作の1作目「あなたという仮面の下は」に続く、第2作目です。一言で表現するならば、とってもロマンチックな話と言えばよいのかもしれない。伯爵の長女ジョージナと土地差配人ハリーの、身分違いの恋の話です。なんか私はこ…

「淑やかに燃える口づけを」エリザベス・ホイト

エリザベス・ホイトのメイデン・シリーズ通り第3弾です。「聖女は罪深き夜に」でヒロインだったテンペランスの妹であるサイレンスが盗賊王ミッキー・オコーナーとの恋に落ちる話ですが、これに関しては第1弾から伏線が張られていたので、まぁ順当なところと…

「聖女は罪深き夜に」エリザベス・ホイト

エイザベス・ホイトのメイデン通りシリーズ、第1弾です。以前10作目の「心なき王が愛を知るとき」の感想を先に書いた際に、ブログに感想を書くため1作目から読み返してみようと思って戻って読んでみたのです。ざっくりとした内容しか覚えていませんでしたが…

「光と闇のはざまで」クレスリー・コール

クレスリー・コールのローア・シリーズで、「菫色の空へ」と対になっています。 「菫色の空へ」は弟のカデオン編ですが、「光と闇のはざまで」は兄のライドストロム編です。ローア・シリーズでは運命の女が存在しているという設定がされているのですが、厳格…

「あなたという仮面の下は」エリザベス・ホイト

引き続きエリザベス・ホイトで、しかもこの話は私のお気に入りの物語でもあります。しかし超オススメと言うには、全体的にちょっと地味というか....。とりあえず美男美女が出てくるきらきらストーリーではありません。というよりヒーロー・(ではないような…

「心なき王が愛を知るとき」エリザベス・ホイト

海外のロマンス小説を愛読する私ですが、単発よりもシリーズものを好んで読む傾向を持っているので、このメイデン・シリーズも当然1作目から読破しています。しかし実はこれ、シリーズものの10作目なのです。 エリザベス・ホイトは、暗い面を持つ人物、特に…

「誘惑の晩餐」シェリー・トマス

恋は人の運命を変えることができるのだろうか?なんてことを本気で思うには、少々年を重ねすぎたと言えますが、シェリー・トマスが持つ筆の力に、ふとそんな戯言をつぶやいてしまいました。 この本はシンデレラ・ストーリーと紹介されてはいるものの、主役…

「満月の夜に」クレスリー・コール

クレスリー・コールのローア・シリーズ、第1巻ですね。シリーズの始まりにふさわしく、ライキー(人狼)の王ラクレイン(美形)が派手に登場、存分に活躍しています。お相手のヒロイン・エマは、妖精のような姿をしているヴァルキリー(戦乙女)ですが、ラクレイ…

「マシューズ家の毒」ジョージェット・ヘイヤー

「紳士と月夜の晒し台」に続くジョージェット・ヘイヤーのコージー・ミステリ*1、シリーズ第2弾です。個人的には前作よりも、こちらの方が好みかな。現代のミステリだとインパクト重視が多いので、サイコパスが出て来たりおどろおどろしい動機が隠されていた…

「紳士と月夜の晒し台」ジョージェット・ヘイヤー

えーと、この話が果たしてロマンス小説なのか?と問われると微妙なジョージェット・ヘイヤーのミステリーです。ヘイヤーなので、当然艶っぽい描写はナッシング!その代わりに軽やかさとクラシカルな雰囲気を併せ持った物語の展開を楽しむのが、オススメの読…

「待ちわびた愛」シェリー・トマス

ロマンス小説と大きくくられている作品の中には、恋愛の持つ甘やかさがメインの話だけではなく、男女の機微や人生の妙味を見事に描いている作品がひっそりと紛れ込んでいることがあります。シェリー・トマスに関しては「愛を知った侯爵」の回で、『お互い非…

「菫色の空へ」クレスリー・コール

前回の「もつれた蜘蛛の巣」がけっこう暗めのトーンで終わってしまったので、エロ満載(!)のクレスリー・コールのローア・シリーズで明るくしたいと思います。 ただし私はこの話のヒーロー・カデオンの女の趣味に関しては、ちょっとどうなのかなーと異議を…

「もつれた蜘蛛の巣」モンゴメリ

なんか「赤毛のアン」のバージョン違い?とでもいうのでしょうか?アンが可愛らしいきらきらとしたスワロフスキーで作られたビーズ細工のブローチみたいな話だとしたならば、この「もつれた蜘蛛の巣」は、先祖代々受け継いだ由緒ある骨董品のような話だと思…

「幻の花嫁」クレスリー・コール

この本はクレスリー・コールのローア・シリーズ第2弾なのですが、最初にはっきりと明記しておきましょう。ローア・シリーズはどれも激しい官能シーンが書かれていますが、その中でもこの「幻の花嫁」はどエロいです。「時の扉を開いて」、「鏡のなかの魔女」…

「青い城」モンゴメリ

ルーシー・モンゴメリと言えば「赤毛のアン」を書いた作家として有名です。というより「赤毛のアン」そのものが世界中に知られていると言えるでしょう。しかしモンゴメリは、“アンを書いた人”というだけではないのです。ではどういう人なのかというと“皮肉ま…

「いつもふたりきりで」リンゼイ・サンズ

天然ドジっ娘ヒロインとみかけよりかなり繊細な心を持つヒーローという、リンゼイ・サンズお得意設定の物語です。しかし彼女の本に関していつも気になるのが、本のタイトルが内容と若干ズレていることなのです。この「いつもふたりきりで」というタイトルも…

「時の扉を開いて」クレスリー・コール

この話はクレスリー・コールのローア・シリーズ「鏡のなかの魔女」の前作にあたります。出あった瞬間恋に落ちると紹介されており、そう聞くとたいそうロマンチックな感じがしますが、本を読んだ私からすると、あった途端に2人ともムラムラしているだけでは?…

「バルタルディの女」サラ・クレイブン

一組の男女が偶然出会ってひと目で恋に落ち、モメてからハッピーエンドを迎えるという「これがハーレクインだ」という話でした。私がこのタイプの話を読むたびに思うこと、それは「ホワイトボードを使って2人で時間ほどきっちりと話し合いをすれば、無駄な…

「鏡のなかの魔女」クレスリー・コール

この話はファンタジーです。実は私はファンタジーにまるで興味が湧かないのですが、ハーレクインを紹介するサイトでものすごくオススメされていたので、ものは試しでよんでみたのです。それにしてもまぁ、イロイロな意味で激しい激しい。その中でもこの本の…

「悪魔の花嫁」デボラ・シモンズ

デボラ・シモンズは、私がハーレクインを読みだした、ごく初期のころに気に入って読んでいた作家です。騎士と美女が出会って恋に落ちるというベッタベタな話が多いのですがヒストリカル分野での非常に人気が高く、ありがちとも言える恋物語に読者を引きずり…

「心ときめくたびに」リンゼイ・サンズ

マディソン姉妹の3女、リサ編です。第一作「微笑みはいつもそばに」と第二作「いたずらなキスのあとで」で長女、次女と続いて、これが最終巻となっています。 この話から学べることは、「男性をその気にさせたいのなら、ベタだけどスケスケのネグリジェ最強…

「愛を知った侯爵」シェリー・トマス

前回の「あなたのそばで見る夢は」が生涯でただ一度の恋を書いているとするならば、この本に書かれている二人の恋愛は、“自分の自尊心を賭けた恋愛(戦い)”という表現がピッタリでしょう。このカップルはお互いとも非常に賢く抜け目ない上に、プライドも物…

「あなたのそばで見る夢は」ロレイン・ヒース

これは一生に一度の恋貫いた2人の話でもあり、私がハーレクインというものに“はまる”きっかけとなった作品でもあります。貴族も舞踏会も豪華な宝石も何ひとつ出てきませんし、登場人物で重要なのは4人だけです。読者は主役カップルがひと月以上もの間、2人き…

「素晴らしきソフィー」ジョージェット・ヘイヤー

この作品はジョージェット・ヘイヤーの代表作とも言われていますが、当然前作の「フレデリカの初恋」同様にラブシーンと呼べるほどの甘い場面はありません。最後から4ページになってやっと主人公たちのカップルが両思いを告白し結婚の申し込みにたどり着い…

「フレデリカの初恋」ジョージェット・ヘイヤー

作者のジョージェット・ヘイヤーは、ロマンス小説愛好家の中でも好みが別れるタイプの作家かもしれません。なぜなら彼女の書く話は、官能シーンどころかラブシーンすらないからです。ヘイヤーは1974年とかなり昔に亡くなっている人なので、作中カップルの愛…

「愛は永遠に」ウェディング・ストーリー2015(「放蕩侯爵と白い真珠」キャロル・モーテイマーその他)

4 人の作家による短編集です。「放蕩侯爵と白い真珠」キャロル・モーテイマー、「ウェルボーン館の奇跡」ダイアン・ガストン、「シークの愛の奴隷」マーガリート・ケイ、「悩める侯爵」エリザベス・ロールズ いつも思うのですが、ハーレクインには、「放蕩ナ…

「夢見るキスのむこうに」リンゼイ・サンズ

この作品はリンゼイ・サンズのデビュー作だそうです。そのせいか、文章がちょっと硬いかな?という部分があったりしますが、当然彼女の持ち味であるエロ・ハプニング(私の勝手なネーミング)がいくつか散りばめられています。ちなみに公爵夫人エマと騎士ア…

「約束のキスを花嫁に」リンゼイ・サンズ

この話はスコットランド領主の花婿ロスがヒロイン・アナベルに一目ぼれをしたことが話が展開するきっかけになっています。しかし私がこの件に関してはっきりさせておきたいことは、ロスが間違いなくおっぱい星人だということなのです!彼がアナベルの可愛ら…

「めくるめくキスに溺れて」リンゼイ・サンズ

この本から学べる貴重な教訓は、「愛はすべて(におい)を越えない」でしょう。リンゼイの書く話には、時々ハイランダー(勇猛な傭兵として広く知られているヨーロッパの戦士の名称)が出てきます。他の作家さんなら戦士と乙女のロマンチックな恋が展開する…

「いたずらなキスのあとで」リンゼイ・サンズ

「微笑みはいつもそばに」に続く第2弾、妹のシュゼットの恋愛編。タイトルこそ可愛らしいのですが、いくぶんタイトル詐欺な内容とも言えるでしょう。とにかくシュゼットが強烈でアクティブ感に溢れたレディ(!)なのが、読んでいるこっちとしては面白くてし…