読書備忘録ーロマンチックな回覧板をまわす

これまでに読んだ本の感想をこっそりと書いていく予定 ロマンス小説多めでかなり偏りと多少のネタバレがあります

カーラ・ケリー

「ふたたび恋が訪れて」カーラ・ケリー

地味ロマンチック(私の造語)の名手とも言えるカーラ・ケリーです。本来は地味とロマンチックの相性は良くないはずですが、カーラの手にかかれば世界でたった一つの堅実で大切な恋が生まれてしまいます。若き未亡人が出てくるのですが、エリザベス・ホイト…

「放蕩貴族を更生させるには」カーラ・ケリー

カーラ・ケリーの話には、ロマンス小説によくある華やかさや劇的なシーンがほぼ存在しません。しかし彼女たちの話には、ヒーローがヒロインに大きく影響されて自分の生き方を変えてしまうというけっこうな女性上位といえる特徴があるのも事実です。 侯爵ジョ…

「オックスフォードは恋の季節」カーラ・ケリー

エリザベス・ホイトとほぼ真逆といっても良いくらいの作風、カーラ・ケリーです。ヒロインはいつか世界中を旅して、旅行記を書いてみたいという夢を持つエレン。セクシーでもなければエロティックな魅力を持っているというタイプでもありません。でもエレン…