リサ・クレイパス
「壁の花」シリーズの第4弾、最終巻です。デイジーは「恋の香りは秋風にのって」の主役だったリリアンの妹ですが、リリアンほどインパクトがあるタイプではないので最初に読んだ時にはこの話にあまり強い印象をうけませんでした。しかし時間を置いて再読する…
この話に関しては「満を持して」という言葉がぴったりで、前回からの布石がバッチリ回収されています。女性にとってセバスチャンという男性は死ぬほど魅力的らしいのですが、実は私自身が全くメンクイではないので、(結構最近まで、メンヘラホイホイのハン…
「壁の花」シリーズ第2弾。もうこれは、超ロマンチックとしか言いようがない話です。あらすじだけ読むと、戸惑うふたりってなんだよ!魔法の香水ってなんだよ!という突っ込みが頭をよぎりますが、本編はロマンス小説としてはパーフェクトかもしれません。イ…
私がリサの作品が好きな理由の一つに、時間軸がしっかりしていることがあります。この話は前回の「ひそやかな初夏の夜の」から数年遡った時期の話なんですが、「ひそやかな~」には出てこなかったウェストクリフ伯爵の妹アリーンと幼馴染のマッケナとの恋物…
リサ・クレイパスの「壁の花」シリーズ第一弾。もしかしたらこのシリーズの中では、この第一冊目が、時代背景を含めて一番良くかけているのかもしれないと思います。 「恋愛」という一種の虚構が結婚生活という現実に上手く着地するまでの話。結局アナベルが…